11/26/2008

NamuNamu

 『太陽の塔』を立ち読みしてなんだかよく分からなくて躊躇して放置していたのだけど,しばらくたって青アドの『有頂天家族』でおおおってなり,『走れメロス(新訳)』を読んだという記事を前書いた.

 そして先日読んだ『夜は短し歩けよ乙女』は想像してた以上に面白いだろうというのは予想していたのだけどそれを上回る面白さにぜひ紹介したくなった.簡単に言ってしまえば京都を舞台に大学生2人が主役の学園物なんだけど.上に書いた有頂天~と走れ~とで同様に使われる単語がいちいち良かったり,ゴタゴタ感とか奇作っぷりとか,有頂天家族と同様あれだけ飛ばしておきながら最後が綺麗にまとまっていてとにかく良かった.

 第二友人が大学の学園物は鬱になる中高の学園物がいいと言って,それは痛いよど分かるわかるよって思う.やはり学園物は生徒が主役でなければならない.でも学生もいいのではないかと,僅かながら現実に目を向けてもいいのではないかと,いやむしろこれを読むとさらに現実逃避している気がするけど.
 
 酢煮烏賊亜文庫とかの右翼札からでても良さそうな感じの奇天烈感,というよりはこういった変わった話を右翼札は出すんだよなあ,出して欲しいんだよなあというのが個人的妄想.

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

大学だと学園という感じがしない・・・

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